やさしい暮らし

温度調節素材のアウトラストで快適生活

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祖母への贈り物

先日、祖母への贈り物を考えていたとき、夏の暑さが厳しくて大変だ、というような話を聞いたことを思い出しました。

寝る前も、熱中症が怖いので、エアコンを使っているけれど、冷気が苦手で、特に寝苦しい熱帯夜には、付けたり消したり、苦労しているようでした。

エアコンが切れても寝苦しくならないよう、タオルを冷やしたり、氷枕を試したりしているそうですが、あまり効果的ではないようです。

睡眠中に心地良い温度を保つような快適なグッズはないものでしょうか?

そこで、ちょっと調べてみると、アウトラスト素材を使った寝具があることを知りました。

アウトラストとは

暑い寒いを「ちょうどいい」にする素材です。

アウトラスト素材は、単純に「冷やすだけ」または「温めるだけ」というものではなく、その時々で、ちょうどいい、を保ってくれるようです。

こんな風に、まわりの環境(温度)に反応します。
・ 暑いときは、熱を吸収して肌を冷ます。
・ 寒いときは、熱を放出して肌を暖める。

アウトラスト素材に接する肌そのものの表面温度に反応して、温度を上げ下げして、暑さや寒さを和らげてくれる働きをします。

熱が余ってるときは素材が吸収、足りなくなると放出というしくみは、銀行にお金を預けたり引き出したりして、上手に生活していくことによく似ていますね。

肌の表面温度と理想の快適環境

ところで、肌の表面温度とは、体温とどう違うのでしょう?

肌の表面温度とは、肌を包む空気の温度です。
衣服を着た状態で説明すると、気温や体温とほぼ無関係に、衣服と肌の間の空気の層で作られる体感温度のことです。

一般的に、人間が快適だと感じる、肌の表面温度は、31~33℃あたりなんだそうです。

アウトラストは、周りの気温や体温に反応して、31~33℃を保つように働くことで、暑すぎず、寒すぎない、理想の快適環境を作りだそうとします。

魔法のような温度調節機能のしくみ

その魔法のような温度調節機能は、アウトラスト素材を構成する、とっても小さなマイクロカプセル(2〜30ミクロン)中に入ったパラフィンワックスが、実現しています。

無数のパラフィンワックスが、周りの温度に一斉に反応して、熱を吸収したり放出したりすることで、快適な体感温度が保たれるのです。

働き者のパラフィンワックスたちが、気温や体温が変化するたびに、せっせと働く様子を想像して、なんだか微笑ましい気持ちになってしまいました。

もともとはNASAの宇宙服として実用化されたらしい

アウトラストは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙服のグローブ用として実用化された素材で。温度変化の激しい宇宙空間で身体の表面温度を管理・調整し、船外活動能力を向上させるために開発されたそうです。

アウトラスト素材の寝具や衣服

衣服、寝具としていろいろ商品化されていた

スーツ、ジャケット、コート、Tシャツ、靴下、掛け布団や敷きパッド、クールケットなどなど、いろいろな形で商品化されているようです。

ギンギンに冷えた環境を求める方には向かない

あくまでも、気温や体温に反応して、ちょうどいい温度に調整するしくみのため、ギンギンに冷えた布団で眠りたい、というような方には向かないと思います。

やさしい環境を求める方には、ぴったりだと思いますし、夏だけでなく、春秋(たぶん、冬も)年中使用出来るのもうれしいですね。

人にも環境にも優しい素材

このように、アウトラスト素材で作られた衣服や寝具は、人にも環境にも優しい素材のようです。
これは、いつもより、気の利いたプレゼントになりそうだと思いました。

祖母には、昼寝にも使えるように、アウトラスト素材の敷きパッドをプレゼントすることにしました。

 

アウトラスト事務局 HPより
http://www.outlast-japan.com/technology/index.html

アウトラスト®は、Outlast Technologies社の登録商標です。
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